ホワイトゴールドの色とプラチナ
- 投稿日:2017年6月29日
- 最終更新日:2022年1月20日
近年、ホワイトゴールドを使用したジュエリーが多く販売されています。しかし一昔前までは、白銀色のジュエリーにはプラチナが使われるのが一般的でした。しかしプラチナの価格が高騰した折、相場観と市場間に大きな開きが出てしまった時期があり、そこでプラチナの代替品としてホワイトゴールドが地位を確立したという経緯があります。
また、プラチナは宝飾品だけでなく、工業用としても需要が高い金属です。もともと、産出できる地域が限定されている関係で高価な金属でしたが、需要が高まりさらに価格が高騰しています。また、ホワイトゴールドの場合、同じ量であればプラチナよりも比重が軽いという利点もあり、身につけやすさも人気を後押ししている理由の一つであるようです。
プラチナとホワイトゴールドはよく似た色合いをしていますが、しかし細かく見てみると、若干の違いがあり、見た目の印象も変わります。ここでは色味を中心として、プラチナとホワイトゴールドの違いについて紹介していきます。
素材から色の違いについて

プラチナは、白金族元素と呼ばれる元素によってできている素材です。プラチナはジュエリー製品に使用されるとき、純度100%で使用すると十分な強度が保てないので、他の金属を混ぜて使用されていることが多いです。しかしそれでも85%以上がプラチナによって構成されているので、純度はほかの貴金属と比較しても高く、もともとの素材が持つ銀白色がそのまま反映されています。
一方ホワイトゴールドは、素材はゴールドをベースにしています。そこに銀やパラジウムなどの白色金属(割金)を混ぜ合わせ、合金にしたものがホワイトゴールドとなります。ちなみに、割金とは、硬さを補強するためや色味を変えるために主になる金属へ混ぜ合わせる他の金属のことを指す言葉です。
ゴールドはイエローに近い色味ですが、そこにパラジウムなどの白金族の金属を加えることで、ゴールドの黄色味は薄まります。しかし、パラジウムなどをいくら混ぜても、プラチナのように完全に白銀色になるわけではありません。ホワイトゴールドの色味は、どちらかというとシャンパンカラーに近いカラーで仕上がります。 これをプラチナのような白銀色にするために、ロジウムを使ってコーティングします。長年ホワイトゴールドを愛用していると、経年変化でロジウムのコーティングがはがれてしまうことがあります。すると先ほど紹介した地金のシャンパンカラーを帯びた色へと変化していきます。ただしホワイトゴールドが経年変化で変色してしまった場合でも、再度ロジウムコーティングをすればもともとの色合いに戻せます。
プラチナの場合はもともとのカラーを反映していますので、長年使い続けても変色を起こすことなく購入した当初の白い輝きを維持できます。
見た目の違いは分かる?

ホワイトゴールドもプラチナも、よく似た白銀色をしています。両者を比較した場合、見た目で違いを見分けることはできるでしょうか?貴金属を普段よく取り扱っている専門家であれば、両者の違いは区別できるかもしれません。
しかし素人であれば、パッと見てどちらがホワイトゴールドか、どちらがプラチナかを見分けるのは困難です。細かく両者の色を比較すると、ホワイトゴールドの方が明るく白っぽい色に仕上がっています。一方プラチナの場合、全体的に少し暗めのトーンとなっていますが、少し落ち着いた大人の味わいがある白の色味があるといえます。
明るく温かみのある白銀色をお求めならばホワイトゴールド、重厚感のある白銀色をお求めならばプラチナを選ばれるのがおすすめです。
ロジウムコーティングははがれやすい?
先ほどもご紹介したように、プラチナのような色味に仕上げるために、ホワイトゴールドにはロジウムコーティング加工がされています。ところでこのロジウムコーティングですが、簡単にはがれてしまうものなのでしょうか。 やはりコーティングしているものですから、使い方によっては、短期間ではがれてしまう可能性があります。
アクセサリーを外す習慣がなく、ネックレスや指輪をあまり外さないという方もいらっしゃるかと思います。指輪をしたまま家事をしたり、お手入れの際に研磨剤付きのクロスで強く擦ったりすると、表面が削り取られてしまいめっきが剥がれてしまいます。家事をするときはアクセサリーを外したり、お手入れの際は柔らかい布で優しく拭く程度にして、強い刺激からアクセサリーを守ってあげることをおすすめいたします。
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