プラチナについて知りたい
- 投稿日:2017年3月16日
- 最終更新日:2022年1月20日
プラチナは結婚指輪や婚約指輪をはじめ、記念日などに送られるエタニティリングなどに使われる貴金属として人気です。
またプラチナはジュエリー以外にも万年筆、金やシルバーと同様に様々な用途に使われています。
本コラムでは、そのプラチナについて詳しくご紹介いたします。
プラチナの性質
プラチナはジュエリーなどの装飾品や、万年筆、芸術品などに使用されることが多いですが、実は他にも世界的に大きな需要があります。自動車の部品や工業製品など、私達の生活に欠かせない機械部品にプラチナが使われていることはご存知でしたでしょうか。 そういった工業製品にプラチナが使われていることを意外に思う方もいるかもしれませんが、プラチナは熱に強く耐久性が高い性質をもった金属であるため、自動車や携帯電話などのデリケートな電気製品の部品としてとても重宝されているのです。
またプラチナは、熱に強い以外に漂白剤などの塩素や化学薬品に強いという一面もあります。こういった性質から、プラチナは様々な用途に使用されているのです。
市場にでているプラチナとは
プラチナは金やシルバーと同じように純度があり、純度によって金額も異なり、作られる製品も多少異なります。ジュエリーなどで使用されるプラチナの純度には主に「PT950」「PT900」「PT850」の3種類あると言われています。プラチナの純度100%の「PT1000」はなじみのある美しい白色ではなく、元々の特性であるプラチナの少し黒みがかった色味である事と強度が保てない理由からジュエリーに使用されることは少なめです。その為、Pt1000刻印の物はルテニウムという白金属を2%混ぜた合金で作られています。実は完全な100%ではありません。純度100%の「PT1000」が市場に出回るのは「コイン」や「インゴット」のみになります。
プラチナの純度
「PT950」「PT900」「PT850」の純度のプラチナがジュエリーに多く使用されると先ほど紹介しましたが、純度によってどのような製品が多いのでしょうか。
「PT950」と「PT900」は結婚指輪やエタニティリングなどの指輪によく使用されています。
また海外では「PT950以上の純度で作られたジュエリーをプラチナジュエリーとする」といった法律があり、海外ブランドのプラチナジュエリーには「PT950」が使用されているようです。しかし、「PT950」と「PT900」ではプラチナの純度が低い「PT900」の方が「PT950」に比べ加工や汎用性に優れている為、日本では「PT900」が主流です。リングはほとんど「PT950」と「PT900」ですが、プラチナのネックレスチェーンには硬度を保つため「PT850」が使用されています。
ネックレスチェーンは細い線を組み合わせている為、純度が高い地金を使うと、使用している内にそのプラチナのやわらかい特性上、変形してしまいます。その為、プラチナ85%の合金を使用しています。
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